高野山真言宗

第六十八番  /  別所山 無量壽院 安養寺 ( あんようじ )

当山の開基は、嵯峨天皇の時代嵯峨山と伝えられていますが不詳です。播磨の三木城主別所家の菩提所として再建され、別所寺と呼ばれていました。
天正八年(一五八〇)正月に三木城が落城し、別所長治自刄の翌年、宇喜多和泉守直家により別所山安養寺と命名されました。慶長の初め、快鏡上人により再興され、度々の災禍の後、弘化三年(一八四六)に日笠快道上人が新住され、私財をもって本堂、庫裡を再建され、宝筐印塔を建立、西国三十三観音を勧請、野津羅井堰築提して水路を開くなど、中興の祖となられました。久田村安養寺の略歴です。
平成五年、もとは旧奥津町土生にあり、奥津ダム建設のため当地を得て再建、平成十年四月に落慶しました。
本尊は、阿弥陀三尊です。他に鎌倉後期の等身大十一面観音、室町期の不動明王ほか、聖観音、弁財天、毘沙門天など祭祀してあります。西国三十三観音は南の山、岡山から北の山、天王ノ木にかけて勧請し、遊歩道も整備してあります。

行事予定

第六十八番
 / 別所山 無量壽院 安養寺

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基本データ

第六十八番
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本尊 阿弥陀三尊
おん あみりた ていせい からうん
御詠歌 おきつやま ひかりあまねし むりょうじゅの いつくしみうく いまぞしあわせ
年中行事 一月一日〜三ヶ日  新年祈祷会
春秋彼岸中日    彼岸会法要
旧六月十五日    降誕会法要 (夕涼み法要)
六月最終日曜日   念仏講 (大念珠廻し)
お盆三ヶ日     お施餓鬼会 (檀家先祖供)
大晦日       除夜の鐘を撞く会
毎月十八日     観音縁日詣り
納経朱印の場所 客殿玄関脇、濡れ縁の隈
本所在地
〒708-0322
苫田郡鏡野町沖620
TEL:(0868)54-4488
FAX:(0868)54-4588