当山は、和銅三年(七一〇)喜恵上人が開山、肩野部長者乙麻呂が創建されたお寺です。
元慶三年(八七九)、当山第二十二世・文観上人の頃には、陽成天皇の庇護を受け四十九院の堂塔が設備されますが、天正九年(一五八一)、兵火により悉く焼失しました。明治初期まで六院ありましたが、その内の竹林寺の文殊堂を移して、現在の本堂としております。
寛永十三年(一六三六)、美作は日照りが続き、農作物は大きな被害を被りました。当時の津山藩主・森長継公は、当山善女龍王に雨乞いの祈願を致しましたところ、慈雨を頂いたという逸話が残っています。また、雨乞いで慈雨を頂いた民百姓が喜び踊った踊りが、岡山県無形重要文化財第一号「バンバ踊り」として伝わっています。
また、当山は平成二十二年に開山千三百年を迎えました。
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第二十番
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醫王山
佛教寺
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