和銅七年(七一四)、元明天皇の時代・越智神融禅師(泰澄)が諸国遊化の時、高山幽谷の地青木山のふもとに千手観音を安置し、極楽寺と名付けられました。
その後天平二十一年(七四九)に、一千畝の寺領が寄進され、天長年中、弘法大師がこの寺に遊化し、自ら愛染明王の尊像を刻んで安置されました。歴代皇室の尊信を受け、伽藍を建立以後五百七十坊の寺がいらかを並べ、その盛大を競っていたといわれています。
天正十二年(一五八四)、毛利輝之の軍が岩屋城を攻めさせた時に、青木山に火を放ったために、悉く炎上しました。
その後十二坊(惣持院・寂静院・常念院・上之坊・岡之坊・常楽坊・東之坊・西之坊・南之坊・北之坊・中之坊・山本坊)の坊舎が建立され、その中の大坊といわれる常念院が現在の極楽寺であります。
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第六十四番
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青木山
常念院
極楽寺
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基本データ
第六十四番
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青木山
常念院
極楽寺
本尊 |
千手観世音菩薩 おん ばざら たらま きりく |
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御詠歌 | 七重八重(ななえやえ) 紫雲(しうん)たなびく 青木山(あおきざん) 他には見えぬ 極楽(ごくらく)の寺 |
年中行事 |
一月一日 修正会 一月三日 毘沙門会 三月・九月 彼岸会 四月八日 花祭 八月十四日 盂蘭盆会 毎月十八日 観音縁日 毎月二十三日 地蔵祭 毎月二十八日 不動護摩供 |
寺宝 |
・本尊千手観世音菩薩(木造) ・五大明王像 ・六観音像 ・作州青木山縁起一巻(寬永七年作) |
納経朱印の場所 | 客殿の前 |
本所在地 |
〒708-0361
苫田郡鏡野町上森原771 TEL:(0868)54-1841 FAX:(0868)54-1841 大型観光バス・自家用車、院庄ICより179号線を奥津倉吉方面へ10分。入口に極楽寺看板あり。 |