高野山真言宗

第三十三番  /  大寺山 勇山寺 ( いざやまじ )

第三十三番 勇山寺

当山は、神亀三年(七二六)聖武天皇の勅願により、行基菩薩が六尺五寸の薬師如来を彫刻し、七堂伽藍を創建して国府大寺と号しました。実に千二百有余年前にして、当国唯一の古刹でした。
その後弘仁六年(八一五)十一月、弘法大師が来錫し、厄難除けのため、不動明王・矜伽藍童子・制多伽童子の三尊を一木より彫刻し安置されました。彼の成田山の姉妹作として、日本三体の一つです。
不動尊は内に応病与薬の徳を秘し、外に悪魔降伏の相を現わし、現当二世に社会浄化の利益を施します。その彫刻は大師の御手よりなされたので、本尊の誓願深く籠(こも)らせました。故に、古今の名将や遠近の士女等、之を仰信して加護をうけられた人たちが多くいました。
彼の征夷大将軍は・源頼朝は文治五年(一一八九)に寺領百石を寄付し、山名忠政は赤松討伐のとき戦勝を祈り、また、天正十年(一五八二)領主牧家信は二十石を寄付して、堂宇維持のために充てられてました。

行事予定

第三十三番
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基本データ

第三十三番
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本尊 薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 ゆるぎなき 佛(ほとけ)の慈悲(じひ)を あ於(お)ぐみは いざやまでらに いそぎまいらん 
護摩供 毎月二十八日十時より護摩供 (古来より五段の護摩を焚くので一時間以上かかります。)
寺宝 (国指定重要文化財四体)
・薬師如来像(六尺五寸)
・不動明王像(六尺一寸一分)
・不動明王脇童子等身大
納経朱印の場所 線香立ての奥(客殿正面)
本所在地
〒719-3152
真庭市鹿田482
TEL:(0867)52-0454
観光バス等は事前に連絡くだされば、鹿田公民館の駐車場を使えるように許可を得ます。道の駅醍醐の里も可。