当山はかつて七百有余年の昔、男山(おんやま)の東麓に山を負い、香々美川を眼下に堂・伽藍の荘厳さは、想像に絶するものであったといいます。
しかしながら、慶長年間に暴風雨のため、男女山(おとめやま)の半腹より崩壊し、境内・外の土地、建物及び什器を流失するところとなりました。そのために字旧寺(あざふるでら)に移しましたが、その後再び洪水のために流失し、今の地に移しました。
明和三年(一七六六)、観深上人が堂宇を建立し、大変壮観であったといいます。残念なことに明治十三年火災により焼失し、灰燼に帰すところとなります。
されど、ご本尊毘沙門天王の功徳護念は尽きることなく復興に向けて動き出します。
大正10年、先師道榮上人が大同協会を組織し、児童保護と施寮事業に尽力いたしました。その傍ら、伽藍整備の願いは、代々住職と檀信徒に受け継がれ、昭和六十年に本堂を建立。平成十六年より、「平成の大修理」と号する鏡内整備事業が始まるところとなります。
檀信徒の勘進・篤志により、平成十七年客殿・祇園堂・手水舎を建立。以降、鐘楼・遙拝所等を修築し、平成三十年の護摩堂建立に至って寺観大に整い、現在に及んでおります。
更新情報
第六十番
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男女山
金光院
吉祥寺
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基本データ
第六十番
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男女山
金光院
吉祥寺
本尊 |
毘沙門天王 おん べいしら まんだや そわか |
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御詠歌 | 諸々(もろもろ)の 衆生(しゅじょう)の願(ねが)ひ きこしめす 毘沙門天(びしゃもんてん)の 御影(みえい)畏(かしこ)し |
男女山 八十八ヶ所霊場 |
本堂横から渡り廊下を横ぎり望みますと、八十八番石仏があり、霊場の遙拝が可能です。 男女山八十八ヶ所霊場は新田浄心師の発願により、大正四年十一月、各地の名士の寄進により、石仏を勧進。往時は巡拝の人が絶えなかったといいます。 近年、長らく衰微していたところを、往時を偲ぶ人々と、郷土の歴史を愛する人々の手によって山道の再整備が始まりました。山上の展望や玄武岩の柱状節理。周辺には大野の断層(おかやまの自然百選) などの自然の奇観を見ることができます。 |
年中行事 |
⬛️十年後の蓮寺を目指して 7月上旬〜8月中旬にかけて、鏡内参道・祇園堂前を中心に50種類ほどの花蓮が花開きます。 ⬛️年中行事(諸事情により日程・内容が変更になる場合があります) ・1月3日 毘沙門天王大祭 正月三が日の修正会(しゅしょうえ)と共に、本尊毘沙門天王の御縁日に因み、大般若転読の祈祷と共に参拝者の除炎招福を祈念致します。 ・4月8日 花まつり お釈迦さまの誕生を祝い、誕生仏に甘茶を掛けてお祝いを致します。ミニコンサートや甘茶のお接待などがあります。 ・8月16日 施餓鬼法要 餓鬼や無縁の諸精霊に食と法を施し、新仏をはじめ先祖代々の諸精霊を供養する法要です。お素麺、かき氷のお接待などがあります。 ・12月31日 大晦日柴燈護摩法会 23時30分頃より年越しの祓清、除夜の鐘、新年の招福を勤修致します。吉祥寺鍋、甘酒の接待などもあります。 年越しの柴燈護摩は、壇木を知恵の火によって清め、善根と功徳を導く密教の秘法であります。 柴燈護摩・月例護摩供にて御祈願致します護摩木は、寺院にて随時受付致しております。 ・月例護摩供(毎週第3日曜日 午前8時〜9時) 参拝の皆様と共に、護摩堂にて護摩供を修します。別途ご祈願・ご供養の希望があれば、添え護摩木にご記入のうえお申し込みください。途中の入堂、退堂も自由です。 9時からは婦人会の皆様と共に、水子地蔵供養を勤めます。 |
納経朱印の場所 | 客殿寺務所 |
ホームページ | https://kagamino-kichijoji.jimdofree.com/ |
本所在地 |
〒708-0321
苫田郡鏡野町円宗寺972 TEL:(0868)54-1357 FAX:(0868)54-1357 鏡野町道の駅「夢広場」より北へ1分。東側に駐車場・トイレあり。 |