高野山真言宗

第三十一番  /  福聚山 普門院 清水寺 ( せいすいじ )

当山は、天平八年(七三六)、越智泰澄により初めて開かれた道場で、その後弘仁六年(八一五)に弘法大師がこの地に来られ、秘密瑜伽の大法を修練して真言の道場となりました。
南北朝時代初めには、山名播磨守満幸が深く本尊を信仰して、伽藍は二十四坊もの多くに及びました。その後、戦火などによりお堂を焼失し、寺勢は一時衰微したものの、江戸時代に再建されました。現在の本堂と山門は、江戸時代後期の建築です。
山門は道路を隔てて少し離れたところにあり、仁王像は鎌倉様式の威容を今に伝えています。
津山城主・森忠政候が当寺から掘り出された鐘をお城に持ち帰り、時報の鐘として使用しているうちに鳴らなくなり放置れていました。後に家老の関成次の夢枕に白髪の老人が現れ、鐘を元のお寺に返して欲しいと泣いて頼んだため、清水寺に返却されたと伝えられ、「夜鳴きの鐘」と呼ばれるようになり、宝物として保存しています。
参道には県指定天然記念物の塩滝景勝地があります。

行事予定

第三十一番
 / 福聚山 普門院 清水寺

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 / 福聚山 普門院 清水寺

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基本データ

第三十一番
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本尊 十一面観世音菩薩
おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌 旅人(たびびと)と むすぶちぎりを 忘るなよ 都(みやこ)もここも きよみずの寺 
年中行事 一月一日    修正会
二月十八日   観音講
四月二十九日  塩滝八十八ヶ所巡拝
寺宝 ・鰐口(応永十一年・県指定)
・仁王像(室町時代初期・県指定)
・本堂(寬文十三年建築)
・夜鳴きの鐘(室町時代)
納経朱印の場所 本堂正面の左扉
本所在地
〒719-3156
真庭市関4849
TEL:(0867)54-0501
参道は、中型バスまで通行可。