当山は、古くは岡本山地蔵院と称して上市瀬字古寺にあり、その時代は明らかではありませんが、現在地に移転し、等輪寺と改称したと伝わっています。
岡本山地蔵院には塔頭の名を残す地名があり、また、字古寺には石地蔵を祀っていて、これを「古寺の石地蔵」といいます。
天正年間の初期、宮山城の客将が備中より来て、地蔵院の後方の山上に陣を築きましたが、眼下に寺が在るのを見て忌み、弘治二年(一五五六)に寺を現在地に移転して建立したそうです。
現在の本堂は、明治初年に檀信徒の力によって建立され、客殿・山門はその後に建立されたと伝えられています。現在は鐘楼堂はありませんが、昭和十七年太平洋戦争中に、供出したという歴史があります。
現在は、第三十四番木山寺が兼務をしており、問い合わせ・連絡などは木山寺にお願い致します。
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