当山は、天平年中に行基菩薩が一刀三礼により、本尊を勧請し、一宇を創建したと伝わります。
平安朝の一條天皇の時代に、陰陽博士清明・道満の二人が日本興地図を納めるために、数日当山にとどまり、石函を作り地図を納めたといわれ、石を切り出した場所にお寺が建立され、上野山明徳寺と号しました。
戦国乱世の天正九年(一五八一)、毛利軍の西屋城攻略の戦火に巻き込まれ、堂宇全て灰燼と化しますが、慶長年間、釈龍圓上人により中興再建され、この時に寺号と山号を入れ替え、 明徳山上野寺と改称されました。
寛政年中の『寺院本末帳』には「西々條郡箱村妙徳山世尊院上野寺」との記述も見え、時代の変遷を経て、現在の地に法灯を伝えております。
更新情報
第六十九番
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明徳山
上野寺
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基本データ
第六十九番
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明徳山
上野寺
本尊 |
不空羂索観世音菩薩 おん はんどまだら あぼきゃじゃやでい そろそろ そわか |
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御詠歌 | 登り来て にほひ優しき石楠花の 上野の山に 響く鐘の音 |
鎮守 | 「王子権現」 箱の鎮守で祭日は九月九日 |
天然記念物 | 「高野槙」 紀伊山地が自生地と知られる高野槙の大木が境内にあり、推定樹齢が七五〇年以上です。 言い伝えでは、この霊木の中に白蛇が住むとされ、ご神体の「竜王権現」が本堂に祀られています。 |
年中行事 |
一月一日〜三日 修正会 二月下旬〜二月三日 星まつり(節分会) 七月第三月曜日 地蔵盆 八月二十一日 施餓鬼法会 十一月第一日曜日 護摩供 十二月三十一日 除夜の鐘 |
納経朱印の場所 | 本堂横の納経所 |
本所在地 |
〒708-0425
苫田郡鏡野町箱131 TEL:(0868)52-2310 FAX:(0868)52-2758 |