高野山真言宗

第六十九番  /  明徳山 上野寺 ( うえのじ )

当山は、天平年中に行基菩薩が一刀三礼により、本尊を勧請し、一宇を創建したと伝わります。
平安朝の一條天皇の時代に、陰陽博士清明・道満の二人が日本興地図を納めるために、数日当山にとどまり、石函を作り地図を納めたといわれ、石を切り出した場所にお寺が建立され、上野山明徳寺と号しました。
戦国乱世の天正九年(一五八一)、毛利軍の西屋城攻略の戦火に巻き込まれ、堂宇全て灰燼と化しますが、慶長年間、釈龍圓上人により中興再建され、この時に寺号と山号を入れ替え、 明徳山上野寺と改称されました。
寛政年中の『寺院本末帳』には「西々條郡箱村妙徳山世尊院上野寺」との記述も見え、時代の変遷を経て、現在の地に法灯を伝えております。

行事予定

第六十九番
 / 明徳山 上野寺

  2014年 4月  

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第六十九番
 / 明徳山 上野寺

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基本データ

第六十九番
 / 明徳山 上野寺

本尊 不空羂索観世音菩薩
おん はんどまだら あぼきゃじゃやでい そろそろ そわか
御詠歌 登り来て にほひ優しき石楠花の 上野の山に 響く鐘の音
鎮守 「王子権現」
箱の鎮守で祭日は九月九日
天然記念物 「高野槙」
紀伊山地が自生地と知られる高野槙の大木が境内にあり、推定樹齢が七五〇年以上です。
言い伝えでは、この霊木の中に白蛇が住むとされ、ご神体の「竜王権現」が本堂に祀られています。
年中行事 一月一日〜三日     修正会 
二月下旬〜二月三日   星まつり(節分会)
七月第三月曜日     地蔵盆
八月二十一日      施餓鬼法会 
十一月第一日曜日    護摩供
十二月三十一日     除夜の鐘
納経朱印の場所 本堂横の納経所
本所在地
〒708-0425
苫田郡鏡野町箱131
TEL:(0868)52-2310
FAX:(0868)52-2758