当山は元亀天正(一五七〇〜一五八五)の頃、阿弥陀堂一宇を建立し、真言宗の寺院として長久山宝階院善光寺と名付けられました。
元禄四年(一六九一)には、紀州高野山二階堂と本末の契約を結び、檀家は十四ヶ村に及びました。
享保六年(一七二一)に本堂が創建された後、寛政二年(一七九〇)庫裡を設け、嘉永四年(一八五一)に山門が築かれ、その後昭和五十八年に庫裡が、平成五年に本堂がそれぞれ改築・落慶され、現在の善光寺の形になりました。
善光寺本堂より、北方三百メートルの地に大師堂があります。その周囲に四国八十八ヶ所を手本に、八十八ヶ所巡りのお地蔵様が安置され、一周約二キロの参拝路になっています。
毎月二十一日を縁日として供養がなされており、毎月大勢の参拝者で賑わっています。
また、旧暦四月八日に近い日として、毎年こどもの日に花祭りが催されています。大人の方は甘茶の味を懐かしみ、子どもたちはお釈迦様のお話を聞き、甘茶をお釈迦様の像にかけてお祝いしています。
更新情報
第四十一番
/
長久山
宝階院
善光寺
更新情報はありません。